配達業務に大きく関わるデリバリーバイクの積載量についてリサーチ。法改正による変化や注意点など最近のデリバリーバイク事情についてまとめました。
バイクの最大積載量については道路交通法で規定されています。制限を超えると「積載物大きさ制限超過違反」となり、違反点数1点に加え二輪車は反則金6000円、原付は反則金5000円が科せられます。積めるだけ積んでよいわけではないので要注意です。
これまで道路交通法で最大積載重量は排気量50cc未満の原付一種は30㎏以下、51cc以上の自動二輪車は60㎏以下、ミニカーは30㎏以下と定められていました。しかし宅配業務の急拡大と車の性能向上を考慮して一部変更になりました。
具体的にはミニカーの最大積載量を30㎏から3倍の90㎏に変更となり、2021年6月28日に道路交通法施行令が改正。これにより宅配におけるミニカーの活用拡大が期待されます。
道路交通法の改正によりミニカーは最大積載量が90㎏になりましたが、ミニカー以外でもの積載量30㎏オーバー可能なバイクが存在します。それはトライクと呼ばれる側車付き軽二輪で運転には普通免許が必要ですが、最大積載量30㎏以上可能となっています。
ここでは電動デリバリーバイクの中で最大積載量30㎏を超えるものをピックアップ。その特徴やスペック、価格など基本情報について紹介しましょう。
家庭用コンセントで充電可能で運転席と荷台が分かれるスイング機構、横揺れ防止のサスペンションにより安定した走行を実現する電動デリバリーバイクです。原付ミニカー登録されているため最高60km/hで走行可能ですが最大時速の三段階調整も可能なので初心者でも安心。法定最大積載量も90㎏で配達業務に適しています。
ラヴィータ バン500は側車付き軽二輪車なので、積載量は最大150㎏。荷室の容積は約500Lで開口部が広く、様々なデリバリーシーンに対応可能です。2Lペットボトル6本入段ボール箱を20箱積める大容量の運送を実現しました。
バイクの幅は102cmとコンパクトサイズなので、駐車スペースを取らず便利。狭い道も楽に通ることが可能です。
電動デリバリーバイクはガソリンと比べると非力で速度も遅いイメージがありますが、さまざまな種類があり性能も向上しておりパワフルな走りも可能です。電動バイクは法的緩和により今後活用範囲も広がると予想されます。
屋根付きの電動デリバリーバイク
ヘルメットなしでも乗れる電動デリバリーバイク
二段階右折をしなくてもいい電動デリバリーバイク
原付免許で乗れる電動デリバリーバイク
普通免許で乗れる電動デリバリーバイク
コスパ◎でメンテナンスが楽!
おすすめの電動
デリバリーバイク4選
安定感に優れる三輪(前一輪・後二輪)の電動デリバリーバイクをつくっているメーカーは4社(2021年8月調査時点)。4社のうち、航続距離が長いリチウムイオンバッテリーを使用していて熱い日差しや雨を避けられる屋根付きのものからそれぞれ最も安いタイプをピックアップして比較しました。
ジャイロキャノピーe
(本田技研工業株式会社)