電気を使って走るエコでクリーンな電動デリバリーバイクは、SDGsの実現にも貢献できる乗り物です。ここでは、電動デリバリーとSDGsとの関連性や、実際に行われている取り組みについてご紹介します。
電動バイクは以下のような点においてSDGsとの関係性があります。
電動バイクは、電気モーターを動力源として走行するバイクです。走行中はガソリンを一切使用しないため、Co2(温室効果ガス)を排出することがありません。そのため、ガソリンバイクから電動バイクに乗り換えることによって、SDGsの目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」又は目標13「気候変動に具体的な対策を」の実現に貢献することができます。
電気の発電時には少なからずCO2を排出しますが、走行時には排出しないため、相当量のCO2削減効果を得ることができるのです。
石油など化石燃料をエネルギー源としない電動バイクは、環境への負荷が少ない乗り物です。電気モーターを動力源としていることはもちろん、繰り返し利用可能なリサイクル過程の確立したバッテリーへ移行することによって、無駄なエネルギー資源の消費と生産をストップさせることが可能。
SDGsの目標12「つくる責任つかう責任」、或いは目標15「陸の豊かさも守ろう」の目標達成の推進にも貢献します。
電動バイクは、静音に優れているのも魅力的な特徴の一つです。電動バイクでもモーター音は発生しますが、ガソリンエンジン車の排気音や走行音に比べればとても静音であり、最小限の音と振動で走らせることができます。
電動バイクの静音に長けた特徴は、騒音問題の解消も含まれるSDGsの目標11「住み続けられるまちづくり」の実現に貢献することができます。従来、バイクは「うるさい」というイメージもありましたが、電動バイクはそのイメージを覆すことのできる乗り物といえるでしょう。
電動バイク業界でも関連各社がSDGsへの取り組みを行っています。その事例の幾つかを紹介します。
オートバイの部品・用品の小売りや開発を手がける株式会社ナップスでは、オートバイの定期的な点検・整備や店舗エネルギーの省電力化、リサイクル品の使用に注力。適正な部品交換とエネルギー消費を最小限に留めることで、CO2削減による地球温暖化対策に取り組んでいます。
日本を代表するバイク業界大手のヤマハ発動機株式会社。同社では2024年までに電動バイクを10モデル以上投入する計画。電動モーター/水素エンジンなどクリーンエネルギー技術の研究開発を強力に推進していくことにより、カーボンニュートラル対応を加速させていく考えです。
大手バイクメーカーのホンダでは、クリーンエネルギー時代の本格的な到来を見据えて、電動二輪車のラインアップを拡充。交換可能なバッテリー「Mobile Power Pack」による航続距離/充電時間の問題解決や、燃費性能の向上、カーボンフリー燃料車の研究開発を推進するなど、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを行っています。
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(本田技研工業株式会社)