電動デリバリーバイクの2つの出力、定格出力と最大出力について解説。定格出力によって区分けされる車両区分や具体的な三輪電動デリバリーバイクの出力についても説明します。
定格出力とは、エンジンが連続して使うことができる強さのことで、歪があるため一定ではなく上下の幅があります。
電動デリバリーバイクは、ガソリンバイクと違ってエンジンがなく排気量が存在しないため、定格出力であるkWを用いて区分けされるのが一般的です。
単純にkWとccを比較することはできませんが、3.5kWで50cc、10kWで125cc、20kWで200ccに相当。電動デリバリーバイクの定格出力は、免許区分にも用いられています。
最大出力とは、歪によって安定しにくい定格出力とは違って、短時間で計測できる電流の最高値であり、これ以上の出力が出ない状態の数値です。
一般的には、最大出力は定格出力の2~4倍程度となり、最大出力が大きいほどスピードが出ます。最大出力は維持することができないため、電動デリバリーバイクとガソリンバイクの比較では、定格出力で馬力(1馬力は0.7355kW)を比較するようにした方がいいでしょう。
ガソリンバイクが排気量でクラス分けされているのに対し、電動デリバリーバイクは、モーターの定格出力によって、区分けすることが可能です。0.6kW以下、0.6kW超~1.0kW以下、10kW超~20kW以下、20kW超によって、免許区分も異なります。
ちなみに、EVデリバリーの定格出力は0.59kw、最大出力は4kw。aa カーゴ 原付一種(50cc以下)の定格出力は0.6kW、原付二種(125cc以下)の定格出力は1.0kWです。
一方、ラヴィータ バン500の定格出力は2,000W、最大出力4,000Wとなっています。
電動デリバリーの出力は、連続して使用できるパワーである定格出力と短時間に目いっぱい出せるパワーである最大出力の2つ。しかし、最大出力は維持することができないため、定格出力で車両や免許が区分けされています。電動デリバリーバイクを選ぶ際には、免許にも関わりがある定格出力に注目するようにしましょう。
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ジャイロキャノピーe
(本田技研工業株式会社)