このページでは、清掃業の移動手段となる徒歩、自転車、原付バイクのメリット・デメリットをそれぞれ解説。また、清掃業に合ったバイクの選び方やおすすめの電動バイクも紹介しています。
清掃業では、現場に向かうための"足"が必要です。清掃業の移動手段としては、「徒歩」「自転車」「原付バイク」があげられます。どの移動手段が清掃業により適しているのか、それぞれのメリット・デメリットについて見ていきましょう。
清掃業を徒歩で行なうメリットとしては、移動コストがかからないことです。自転車や原付バイクは購入費用がかかるほか、原付バイクだとガソリン代も発生します。その点、徒歩なら購入費や維持費がかからないため、コストをなるべく抑えたい場合に最適です。ただし、1日に何件もの現場をまわる場合、徒歩だと巡回できる件数に限界があります。
また、体力的な負担も大きいため、高齢のスタッフが多い場合は別の移動手段の検討が必要です。
自転車のメリットは原付バイクに比べて移動コストが低く、さらに徒歩よりも移動できる範囲が広いこと。原付バイクの免許を持っていない人でも採用できるため、人手を確保しやすいメリットもあります。ただ、徒歩よりも移動範囲が広がるとは言え、長距離の移動や坂道の多いエリアだと体力的な負担の大きさがデメリットになります。
また、雨天時や強風時は転倒リスクが高く、事故につながる危険性があるので、対策が必要です。
原付バイクは徒歩や自転車と比べてコストが高くつくものの、移動範囲が広く、より多くの件数をこなせることから得られる利益もそれだけ期待できる移動手段です。また、徒歩や自転車でデメリットとなった体力的な負担をカバーできるメリットもあります。清掃業自体が体力的な負担の大きい仕事のため、移動で体力を削らずに済むのは大きなポイントです。
一方で、原付バイクは交通ルールによる制限で巡回ルートに影響がでる場合もあるほか、ガソリンの高騰で維持費が高くつきやすいデメリットもあります。
原付バイクだとガソリン代が気になるという場合は、電動バイクがおすすめです。ガソリンを燃料とするバイクと比べて航続距離が短いというデメリットはありますが、維持費を抑えて移動コストを削減することが可能です。また、電動バイクは二酸化炭素を排出しないため、環境に配慮したクリーンな企業活動で事業所のイメージアップにもつながります。
電動バイクは移動中の充電ポイントの確保が課題ですが、航続距離内のエリア巡回に使用するのであれば事前にチャージしておくことで充電切れを回避できます。
より多くの件数をこなすほど利益につながるため、清掃業のバイク選びでは巡回しやすいかどうかも重要なポイントになります。電動バイクは充電ポイントの確保が難しいので、1度の充電で多くの現場を巡回できる航続距離の長い車種がおすすめ。また、屋根の付いた車種なら、雨天時でも巡回しやすくなります。
転倒による事故のリスクが不安な場合は、安定した走行が可能な車種を選ぶと良いでしょう。また、容量の大きな積載ボックスを搭載できる車種なら、清掃業務に必要な用具を積むことができます。
清掃業の移動手段として活躍してくれそうな電動バイクをピックアップして紹介します。それぞれの特徴やスペックをまとめているため、バイク選びの参考にしてください。
EVデリバリーはミニカーモデルと原付登録モデルを展開しており、ミニカーモデルなら二段階右折の必要がなく、速度も60km/hまで出すことが可能。さらに、大容量のリチウムバッテリーの搭載で航続距離100kmを実現しているため、巡回しやすさを重視したい人におすすめの電動バイクです。
また、低重心設計と横揺れ防止機能がついており、カーブの多い道でも安定して走行できるのが特徴。そのほかにも、最大時速を設定可能なスピードの三段階調整機能がついているため、バイクの運転に慣れていない人でも安心して走行できます。
ジャイロキャノピーeは、ホンダが提供するルーフ付きの電動三輪スクーターです。車体前部と後部をつなぎあわせたスイング機構により、安心感のある走りを実現しています。ワイドなウインドスクリーンには電動式ウインドスクリーン・ウォッシャーとダブルリンク式ワイパーを装備し、大型のルーフと組み合わせることで雨の日でも快適に走行することが可能。
また、交換式バッテリーを採用しているため、充電済みモバイルパワーパックと交換することにより、充電を待たずに走行できます。
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おすすめの電動
デリバリーバイク4選
安定感に優れる三輪(前一輪・後二輪)の電動デリバリーバイクをつくっているメーカーは4社(2021年8月調査時点)。4社のうち、航続距離が長いリチウムイオンバッテリーを使用していて熱い日差しや雨を避けられる屋根付きのものからそれぞれ最も安いタイプをピックアップして比較しました。
ジャイロキャノピーe
(本田技研工業株式会社)