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電動デリバリーバイクのバッテリー

電動デリバリーバイクはエンジンではなく、バッテリーでモーターを動かして走行するものです。バッテリーの種類や特徴、気になる寿命などについて説明します。

バッテリーの種類

鉛バッテリー

製造コストが安価で繰り返し充電にも強いため、自動車からバイクまで幅広く使用されているものです。一方、重量があり、劣化すると出力が落ちるというデメリットもあります。

シリコンバッテリー

電解液にシリコンを用いたもので、充電や放電がしにくくなるサルフェーションという現象を抑えることが可能。鉛バッテリーと比較すると寿命は長くなりますが、重量や劣化に伴う出力の低下は同じです。

リチウムイオンバッテリー

電動バイク用として注目されているバッテリーであり、小型、軽量、高電圧であることが最大の特徴です。容量が大きくも軽いことから、大容量バッテリーの使用により航続距離を伸ばすことが可能です。

バッテリーの容量

バッテリーの容量は航続距離に大きく影響するため、大容量バッテリーがおすすめです。しかし、バッテリーの種類によっては、サイズや重量が大きすぎる場合もあるので注意が必要です。また、バッテリー容量が大きいほど充電時間もかかります。ちなみに、EVデリバリーは60Ah、aaカーゴは3.85kWhまたは7.7kWh、ラヴィータ バン500は、45Ahまたは80Ahのバッテリー容量となっています。

電動デリバリーバイクのバッテリーの寿命

電動デリバリーバイクのバッテリーの寿命は、鉛、シリコン、リチウムイオンの順に寿命が長くなります。しかし、リチウムイオンバッテリーであっても、放電と充電を繰り返すうちに劣化するため、バッテリーの寿命は使用年数ではなく充電回数を目安とするのが一般的

700~900回程度が寿命とされており、常に満充電を維持しようとして、放電しきれていない状態で充電するとバッテリーの寿命が短くなるので注意が必要です。

電動デリバリーバイクのバッテリーは取り外しできるか?

電動デリバリーバイクには、バッテリーが取り外しできるものとそうでないものがあります。取り外し可能なものであれば、家庭のコンセントを使用した充電にも便利であり、新品との交換もスムーズです。

EVデリバリーは、バッテリーのみの取り外しが可能なので、毎日の充電にも便利。aaカーゴは、四輪車用200V普通充電器または200Vのコンセントからの充電が可能ですが、本体からの直接充電となります。また、ラヴィータ バン500は、家庭用100Vを使用するスイッチング・レギュレーター式で、ほとんどのタイプは本体からの直接充電が必要です。

バッテリーの処分方法は?

バッテリーを新しいものと交換する際に気になるのが、古いバッテリーの処分方法です。バッテリーは危険物に指定されるため、一般ごみとして出すことはできません。処分が必要になったときに困らないよう、回収先についてしっかりと押さえておきましょう。

バッテリーを買った店舗での無料回収

バッテリーを自分で交換した場合、バッテリーを購入した店舗であれば無料で回収してもらえます。ただし、その店舗で購入したことを証明するレシート(領収書)が必要です。店舗によってはレシートが必要ない場合もありますが、念のためにバッテリーを回収してもらうまでは保管しておくと良いでしょう。

店舗によっては回収に対応していないところもあるため、事前に電話で問い合わせておくことをおすすめします。

廃品回収業者

内部に鉛などの金属が含まれるバッテリーは売ると業者の利益になるため、廃品回収業者に依頼すれば無料で引き取ってもらえるケースがほとんどです。ただし、バッテリーの錆びや劣化が著しいものは売り物にならないので、回収料金を請求される場合があります。悪質な業者だと、バッテリーの状態が良いにもかかわらず数万円の回収料金を請求してくることもあるので注意が必要です。

回収料金に納得がいかない場合は、別の業者や処分方法を検討しましょう。

バイク用品販売店

バイク用品販売店のなかでも整備工場が併設されているような店舗であれば、バッテリーを回収してもらえる可能性があります。販売のみの店舗やほかの店舗で購入したバッテリーの場合、断られることもあるので注意しましょう。確実に引き取ってもらうのであれば、費用はかかりますがバッテリーの購入・交換と合わせて、古いバッテリーの回収を依頼するのがおすすめです。

ガソリンスタンド

フルサービスのガソリンスタンドで、かつ整備工場が併設されているところであれば、バッテリーを回収してもらえる可能性が高くなります。ただし、必ず引き取ってもらえるわけではないので、事前に回収してもらえるか問い合わせておきましょう。セルフサービスのガソリンスタンドでは基本的にバッテリー回収は行なっていないため、フルサービスのガソリンスタンドに問い合わせるのが無難です。

ホームセンター(有料の可能性あり)

一部のホームセンターでは、バッテリーの回収に対応している店舗もあります。ただし、基本的には自店舗で販売したバッテリーのみとなり、他店で購入したバッテリーについては回収不可または有料での回収になるケースが多いようです。回収を実施している店舗も少ないため、対応店舗を探すよりも、別の回収方法を検討するほうがスムーズな場合もあります。

バッテリーの回収業者

バッテリー回収を専門に行なっている業者を探し、郵送で引き取ってもらうという方法もあります。ただし、郵送だと送料がかかってしまい、店舗に持ち込むよりも処分コストが高くつきやすいのが難点。また、バッテリーが危険物とみなされて、郵送業者から宅配を断られる可能性もあります。ほかの回収方法との費用と手間を比較したうえで、利用を検討するのがおすすめです。

バッテリー処分時の注意

火気厳禁

バッテリーは電極を外した状態でも可燃性の水素ガスが発生しているので、火気に触れると引火爆発を起こす危険性があります。そのため、電力のないバッテリーだとしても、火気は絶対に厳禁です。火気が発生しそうなところには決して置かず、バッテリーの近くでタバコを吸うなどの行為も絶対にやめましょう。

分解しない

廃バッテリーを分解して一般ごみで捨てようと考えている場合、非常に危険な作業なので絶対に行なわないでください。バッテリーに含まれる希硫酸でやけどや失明したり、ショートによる爆発を引き起こしたりする危険性があります。また、バッテリーに含まれる鉛は危険物扱いになるので、分解したとしても一般ごみとして回収してもらえません。

そのため、自分で分解しようとせず、正しい方法で処分するようにしましょう。

電解液を自己処理しない

鉛系バッテリーの場合、電解液を中和することで廃棄できるようになります。ただし、電解液は肌に触れると危険を伴うほか、中和作業や中和液の処分方法も考える必要があるので、安全な方法ではありません。そのため、安全かつ手間をかけずにバッテリーを処分するなら、扱いに慣れている業者を頼るのがベターな選択です。

リチウム系バッテリーも個人で処分できるものではないので、回収サービスを実施している業者に引き渡して処分してもらいましょう。

編集チームまとめ

電動デリバリーバイクのバッテリーには、鉛、シリコン、リチウムイオンの3種類がありますが、軽量、コンパクトでバッテリーの寿命も長いリチウムイオンバッテリーがおすすめです。大容量バッテリーなら航続距離を伸ばすことも可能ですが、バッテリーには充電回数により寿命が変わってくることも理解しておきましょう。

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EV デリバリー
(株式会社ブレイズ)

EV デリバリー(株式会社ブレイズ)

引用元:株式会社ブレイズ公式HP
https://portal.blaze-inc.co.jp/evdelivery/

本体価格
¥641,300
※リアボックス¥49,500を含む

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ジャイロキャノピーe
(本田技研工業株式会社)

ジャイロキャノピーe本田技研工業株式会社)

引用元:本田技研工業株式会社公式HP
https://www.honda.co.jp/GYROCANOPYe/

本体価格
¥891,000
※リチウムバッテリー2個¥176,000含む
※キャリーBOXは含まれておりません
※専用充電器は含まれておりません

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ラヴィータ バン500
(株式会社アクセス)

ラヴィータ バン500 (株式会社アクセス)

引用元:株式会社アクセス公式HP
https://access-trd.co.jp/lavitavan500

本体価格
¥795,000
※リアボックス標準装備

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aa カーゴα4
(aidea株式会社)

aa カーゴα4 (aidea)

引用元:aidea株式会社公式HP
https://aidea.net/products/aa-cargo

本体価格
¥927,300
※リアボックス¥49,500を含む

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