電動デリバリーバイクには中古車と新車があります。どちらを選んだらいいのか、複数の観点から比較してみましたので、参考にしてみてください。
電動デリバリーバイクを導入するなら、新車・中古車のどちらがいいのか、「価格」「補助金」「走行距離」の3つのポイントを比較しながら考えてみましょう。
電動デリバリーバイクの新車と中古車を価格で比較した場合、基本的に新車より中古車のほうが価格は安いです。新車の価格に比べて中古車はおよそ1/3~1/2程度の価格で導入することができます。
ただし、中古車の状態によっては新車より高くなるケースがあることも考えておくべきでしょう。例えば、屋根付きやリアボックス付きなど装備性の高い中古車の場合は、オプションなしの新車より価格が高くなるケースもあります。
新車と中古車を価格で比較するときは、高い、安いだけでなく、状態(コンディション)や装備性を見ることも大切です。
電動バイクの新車を購入する場合は、各自治体による補助金を受けられるのが特徴です。東京都の「電動バイクの普及促進事業」をはじめ、全国各地の地方公共団体が補助金制度を提供しており、これら補助金を活用することにより、新車の導入費用を抑えることができます。
特に、新車購入時に補助金を活用した結果、中古よりも安く手に入る可能性があることは注目ポイントです。
対して中古車の場合は、基本的に補助金を利用することができません。東京都が実施している「飲食事業者の業態転換支援(新型コロナウイルス感染症緊急対策)」のように、感染症の流行により売り上げが落ち込んだ飲食事業者に対する経費の一部助成に中古の電動バイクが対象になる可能性はありますが、こうしたレアケースを除き、中古車の導入では補助金を受けられないのが現状です。
電動バイクの新車と中古車を「走行距離」で比較した場合、その差は歴然としています。新車の走行距離はほとんど皆無の状態ですが、中古車の場合は、5万キロや10万キロなど相応の距離を走行しているこtがほとんど。
ここで注目すべきは、走行距離メーターが示す数字ではなく、走行距離に伴う車体の消耗具合や劣化状況です。走行距離が多いとそれだけ消耗が激しいのは当然ですが、整備済みの場合でも走行距離の多い中古車の場合は、新車と比べてスペックや耐久性、安全性の点で不安が残ります。
とりわけ相当な距離(10万キロ以上など)を走行しているデリバリーバイクの場合は消耗が激しく、内部の状態があまり良くないケースも少なくありません。走行距離で比較する場合は、バイクの消耗具合や劣化状況に着目するのがポイントです。
電動バイクの新車と中古車について、「価格」「補助金」「走行距離」の3つのポイントで比較してみました。総合的に評価してみると、新車を導入するほうがメリットが高いといえるでしょう。車体の購入価格は中古のほうが安いものの、新車の場合は補助金が受けられるほか、走行距離がほとんどなく、内部の消耗や劣化もありません。電動デリバリーバイクの導入なら、トータルでメリットが上回る新車をおすすめします。
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ジャイロキャノピーe
(本田技研工業株式会社)