電動デリバリーバイクのメーカーによる航続距離や充電方法などの違いについて紹介。ガソリンバイクほどの航続距離はありませんが、毎日のデリバリーに向いている理由についても説明しています。
EVデリバリーの航続距離は満充電で100kmです。aa カーゴの場合は、バッテリーの容量の違いによって98~149km。一方、ラヴィータ バン500は、鉛電池モデル80km、リチウムイオン電池モデル160kmです。
リチウムイオン電池は、サイズ、重量ともにコンパクトであるとともに、寿命が長く充電回数を重ねても、安定した電力供給が可能となります。
ガソリンバイクの航続距離は約300km。電動デリバリーバイクに比べると圧倒的に走行距離が長いことが特徴です。しかし、デリバリーを目的とする場合、1日に100km以上走行することはほとんどないため、ランニングコストも抑えられる電動デリバリーバイクの方がおすすめと言えるでしょう。
例えばEVデリバリーは、車体からバッテリーを取り外して家庭用コンセント(100V)での充電ができるため、とても便利です。
aa カーゴは、ガソリンスタンドと同様にエリアに設置されている四輪車用200V普通充電器か、200Vのコンセントを使用することで充電ができます。バッテリーの取り外しはできないため、本体から直接つなぐ必要があります。
ラヴィータ バン500は、家庭用100Vを使用するスイッチング・レギュレーター式で、ほとんどのタイプは本体から直接充電することになります。
EVデリバリーは、満充電まで約6時間が必要です。aa カーゴは、バッテリー容量3.85kWhのタイプは約3時間、7.7kWhのタイプは約6時間の充電時間が必要。ラヴィータ バン500は、鉛電池タイプが約6~8時間、リチウムイオン電池タイプが約4~6時間の充電時間となります。
ガソリンバイクは、航続距離が300kmと長いことが特徴ですが、毎日のデリバリーなら100kmも走行しないことも多いはず。電動デリバリーバイクは、一様にコスパに優れたものであってもメーカーによって走行距離や充電方法、充電時間が異なります。
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ジャイロキャノピーe
(本田技研工業株式会社)